電子カルテの選定が歯科医院の強さを決める—メドレー社「Dentis」を活用した最適な経営モデル

DX化

はじめに:電子カルテ選びが歯科医院の成長を左右する

歯科医院の経営において、電子カルテの選定は単なるシステム導入ではなく、 診療の効率化、収益構造の最適化、将来の事業展開 に直結する重要な要素です。

近年、クラウド型電子カルテの導入が進んでいますが、その中でも メドレー社の「Dentis」 は、訪問診療・オンライン診療・外来診療をシームレスに管理できる点で特に優れています。

本記事では、Dentisを活用して、外来を最小限の規模に抑えながら、 「訪問診療」と「オンライン診療」を軸に安定した収益を確保する経営モデル について解説します。

メドレー社「Dentis」とは?導入コストと月額費用

Dentisの特徴

Dentisは、クラウド型電子カルテであり、以下の点が強みです。

✅ クラウドベースでどこでもアクセス可能(訪問・オンライン診療に最適)

✅ オンライン診療機能が標準搭載(遠隔診療をスムーズに運用)

✅ 訪問診療のスケジュール管理・カルテ記録が簡単

✅ 外来・訪問・オンラインを一元管理(診療の切り替えがスムーズ)

導入コストと月額費用

Dentisの初期費用および月額費用は以下の通りです。(2025年3月時点)

項目費用
初期費用約20万円
月額費用3万円〜(機能による)
オンライン診療機能追加オプション(月額1万円〜)

クラウド型のため、高額なサーバー設備が不要で、 低コストで運用できるのが魅力 です。

外来診療は「量より質」で単価アップを重視する

外来の規模を最小限に抑え、利益率を高める戦略

一般的な歯科医院は、外来の患者数を増やして売上を伸ばそうとします。しかし、その方法ではスタッフの負担増、予約の詰め込み、回転率の悪化など、質の低下を招きやすくなります。

本記事で提案するモデルでは、外来の規模を物的・人的に最小限に抑え、その分「単価の高い診療」に特化することで利益率を向上させることを重視します。

✅ 短時間で高収益を得られる診療メニューを選択(マウスピース矯正・ホワイトニング)

初回診療以降はオンライン診療に移行し、外来負担を軽減

スタッフの人数を最小限に抑え、人件費を圧縮

このように、外来診療は「薄利多売」ではなく、「高単価・少数精鋭」の方向にシフトするのが理想です。

マウスピース矯正・ホワイトニングで「単価アップ」

外来診療では、 20〜40代女性をターゲットに、審美歯科に特化する ことで単価を向上させます。

マウスピース矯正 → 初回診療でマウスピースを提供し、以降はオンライン診療へ移行

ホワイトニング → 矯正同様にマウスピースを初回に作成し、以降ホワイトニング剤はオンラインで処方。いずれも来院時は清掃をメインとした診療とすることで、衛生士用ユニットで診療が完結するようになる。

このように、 来院頻度を減らしながら、1回の診療で最大の利益を得る戦略 を採ることで、外来のコストを抑えつつ売上を確保できます。

訪問診療にコストをかけ、安定収益の柱にする

訪問診療のメリット

訪問診療は、 「外来と違い、安定した収益を得られる」 ことが最大の強みです。

定期的な診療契約で安定収益を確保

診療単価が保険点数で決まっており、価格競争がない

競争相手が少なく、差別化しやすい

外来診療と比べて、 「来院患者の変動が少なく、計画的な経営ができる」 ため、医院全体の収益を安定させる役割を持ちます。

嚥下内視鏡(VE)を導入するメリット

訪問診療の差別化ポイントとして、 嚥下内視鏡(VE:Video Endoscopy) の導入が有効です。

口腔リハビリの需要が高まっている(介護・在宅医療市場の拡大)

嚥下評価ができる歯科医師が少ないため、競争が少ない

医科との連携が強化でき、診療の幅が広がる

嚥下内視鏡を活用することで、 「訪問診療専門の強み」を確立 でき、継続的な患者獲得につながります。

オンライン診療を活用し、副収入を得る

舌痛症・ドライマウス・BMS(灼熱症候群)をオンライン診療の柱に

訪問・外来に加えて、 オンライン診療を活用することで、さらに収益の幅を広げることが可能 です。

✅ 舌痛症、ドライマウス、BMS(Burning Mouth Syndrome)などの診療に特化

✅ 遠方の患者にも対応可能

✅ 初診から再診までオンラインでの診療が継続可能

オンライン診療は、 設備投資がほぼ不要で、低コストで運営できるため、副収入の柱として最適 です。

非常勤・業務委託の歯科医師を活用し、自動収益を確保

訪問診療・オンライン診療ともに、 非常勤や業務委託の歯科医師を活用することで、院長の診療時間以外でも収益を生み出す仕組み を構築できます。

訪問診療は、非常勤歯科医師による診療で回せる

オンライン診療は、在宅歯科医師を業務委託で雇うことが可能

院長が診療しなくても、自動的に売上が発生するモデルを構築

まとめ:Dentisを活用し、利益率の高い歯科医院経営を実現

Dentisを導入し、 訪問・オンラインを軸にした安定収益モデルを構築することで、低コストで効率的な経営が可能 になります。

著 Dr.スマートデンタル(歯科医師)

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